想定される状況

採取記録と鑑定書で試料番号が異なる場合

生体試料の採取記録にはある番号が、DNA鑑定書の添付資料には別の番号が記載されていると仮定します。参加者は試料のすり替えを疑っていますが、資料には検査機関の内部番号を付与した経緯の説明がありません。

明らかにすべき事項

記録の欠落を確定した非難に置き換えず、参加者、包装、検査試料の文書上のつながりをたどります。

準備する資料

  • 鑑定書全文、添付資料、検査対象試料の一覧
  • 元の識別番号が残る採取・包装・受渡し記録
  • 番号変更に関する登録情報と残されている連絡記録

比較・確認する事項

  • 記録された各受渡し段階の番号を照合する
  • 旧番号と新番号を結ぶ記載を確認する
  • 資料で裏付けられる情報と検査機関への確認事項を分ける

分析で得られ得る結果

試料の対応表と、文書上のつながりが欠ける箇所への具体的な照会事項をまとめることが考えられます。

結論の限界

番号の不一致だけで試料のすり替えは証明できず、文書の検討は検査機関での分析に代わるものではありません。